理解しやすい通訳の方法とは?【仕事で使える】

その他

こんにちは、2019年3月ブログ生計目標の在パリブロガー・トトロP(@totorop_ikuji)です。

今日は今まであまり書かなかった、【仕事】について書きたいと思います。
ちなみに、私はフランスにいることを生かして通訳の仕事も請け負っています。

以前は一分野に絞って仕事をしていたのですが、最近は新しい分野から頂くお仕事が増えてきて未経験のことばかりです。
難しいですがとても勉強になっています。

トトロP
新しいことにチャレンジして、気づいたことをシェアしたいと思います!

通訳に限らず、仕事のヒントにしていただければ嬉しいです!

一番大切なのは、まず、どこまで求められているか?

当たり前のことかもしれませんが、これに尽きます。

通訳をしていると、常にお客様に話しかけることが必要なのですが、もちろんガッツリビジネス交渉の時も、ランチの時も、はたまた観光の時などシーンによってポジションを変えていかなければいけません。

ビジネス交渉では限られた時間のなかでどれだけ端的に・的確に相手の知りたいことを訳出来るかが大切ですし、自分の雇い主の意思を汲み取って理想の形に持っていかなければいけません。
観光の時には、楽しい雰囲気で思い出作りをしながら、陰でガイドのような立ち回りをすることもあります。

たまにお客様のなかで、通訳のお礼にとお土産を余分に私の分まで買って下さるかたもいらっしゃいますが、観光の時の通訳は、歴史の情報も事前に仕入れていかに楽しい気分を盛り上げられるかにかかっているかと思います。

ランチミーティングの通訳では食べる手間を最小限にする

本当は食べる時間がないので、食べなくてもいいのですが、そうもいかず。

周りの方も気を遣って注文をしてくれようとするので、お料理も最初から細かく切ってある、食べるのが難しくないものを選びます。
話者が相手に質問⇒私がその質問を相手に通訳⇒相手が考えているときに、お料理をバックリと口の中に放り込み、ゴックンと飲み込みます。
(作ってくれた人ゴメンナサイ)

トトロP
私は女性なので、お酌もしたほうがいいかしら・・・と思い、最初のうちワインを注いでいたりしたら大変なことになりました!

リスの親子
通訳に集中できなくなるのでやめたほうがいいね。

 

ただ、注文をとるところまではやってあげると喜ばれます。

 

専門用語が分からない時の事前準備

基本的に専門用語は業界用語なので、業界にいない限りは知るのは難しいです。
ただ、用語の一言でわかる説明を、「〇〇を~~したときに、△△になる器具です」など言っているとややこしいですし、聞き手の頭に入りづらいですよね。

ですので、事前に単語帳をつくることをおすすめします。

 
通訳を依頼された会社にお願いして、事前に資料を送ってもらい日本語をインターネットなりで調べる。そして単語帳に書き入れます。

文字を見るだけではとっさに口から出てこないので、声に出して読むことをおすすめします。

通訳中に心がけておきたい二カ条

・ハキハキ話す 
・断言する
 (「~だそうです」は聞き苦しいためです)

ハキハキ、口をよく動かすのは顔の筋肉痛になりそうですが、時々聞き手のなかにもお年を召して聞き取りづらい方もいらっしゃるのでこの心がけは大切です。

 

まとめ

やはり人と人とのビジネスですので、聞きやすい・理解しやすい通訳の心がけはとても大切です。

あとは、私が感動したのは、お客様について行った担当者が、お水をみんなに配ってくれたこと。
こういった細やかな気遣いは、本当に嬉しいですし心に残りますね。