こんにちは、トトロP(@totorop_ikuji)です。
みなさんのお子さんは、保育園に通っていますか?
日本もかなり待機児童が多いようですね。私の今4歳になる甥っ子も、保育園に入れるのに親がとても苦労した話を聞きます。
実はパリでも、保育園に関して、例えフランス人であっても空席取り合いの激戦に巻き込まれます。日本のような3歳児神話が存在しないことと、フランス女性は出産後、すぐに仕事に戻るのが普通なためです。
そのため保育園への入園が決まると、とにかく周りから「おめでとう」と祝ってもらえます。
どうしてそんなに保育園が人気なのか・どうすれば外国人という見えない壁を越えて、我が子の保育園入園チケットを手に入れられるかそのコツをお伝えします!
なぜそこまで保育園が人気なの?
フランスでは、保育園は、親が自分の仕事に専念できるようにするためのものであり、親子へのサポート体制が充実しています。特に子どもが熱を出した時など、一応園長先生から電話連絡がありますが、よっぽどのことがない限りは「そのために早めにお迎えに来なくても大丈夫ですよ」と言ってくださいます。
また、持ち物に関して厳格なルールはないので、毎日手ぶらで送り迎えに行けますし、手間がかかりません。(お布団やタオルなど、園の専属リネンスタッフが用意してくれます。)オムツも園で用意してくれているため、あとは洋服が汚れたときの替えを2~3組、保育園の娘のロッカー内にストックしておけば基本OKとなります。
とはいえ全てがテキトーなわけではなく、季節ごとに必要なものをその都度口頭で説明してくれます(最近は天気が良く園児がテラスで遊ぶことが多いので、日焼け止めと帽子を持ってくるよう言われました)。送り迎えの際に、その日あったことなどの連絡を口頭でしてくれるため、保育士さんたちは、事務仕事や連絡帳書きに縛られず保育に集中することができるようです。
パリの公立保育園は認定保育士の資格を持っていらっしゃる方が大多数なだけでなく、パリ市の定める保育士1人あたりの保育可能な幼児の人数よりもさらに受け入れ数を減らしているため(=保育士さん一人が担当する幼児の人数が、市の規制よりも少ない)、手厚い保育環境と言えます。
というわけで、子どもを安心して預けられる保育プロフェッショナル集団がいることから、パリジャン・パリジェンヌだけではなく外国人(わたし)を含めた公立保育園の空きを争う熾烈な戦いが、日々繰り広げられているのです・・・。
うちも、娘が産まれてから3回応募しましたが毎回ダメで、14ヶ月間待機児童状態でしたので、道のりは決して簡単ではありませんでしたが、もしもこれから応募される方のためにも公立保育園(パリ市内)に入るためのアピール方法をまとめてみました。
それでは、どうぞ!
自治体の定める一番早いタイミングで応募する
フランスでは各自治体によって、応募条件が異なることが多々あります。パリの市内・郊外でも大きく違いますし、パリ市は20区に分かれていますが、さらに区ごとでも条件は変わります。
パリのトトロPのすみかのある区では、産まれてからでないと応募不可だったため、出産前に必要書類を確認して、出産直後に応募書類を揃えて送りました。
(出生証明書の原本が必要となるため、パートナーに区役所に取りに行ってもらう必要があります。)
毎月、区役所に電話をする
「うちは今でも保育園を探していますよー!」のアピール&登録情報更新のために、月に一度欠かさず電話をしていました。
市のウェブサイトにも応募フォームはあり情報更新も可能ですが、送信した後でも特に確認のe-mailがくるわけでもないので、念のため電話のほうが良いでしょう。
(電話では、緊張して手間取っていると担当者を苛立たせて逆効果ですので、さくさく終わらせるイメージが大切です。)
電話の際に、次の委員会はいつになるか教えてもらう
年に2回、パリ市で、入園者を決める委員会があるため、それに合わせて直訴の手紙を送りつけます。手紙の内容は、以下の通りです。
委員会に合わせて、直訴の手紙を書く
これは非常に大事です。
内容のポイントとしては、「両親が仕事を続けている事」は必須なので、それを一言でもいれましょう。
さらに有利にさせるためには、「経済的・または他の事情でどうしても保育園に入れなければいけない」「2人目以降の子ども・もしくは双子」であることは大きな判断材料のひとつとなるので、それに該当する場合は、その点をアピールすると効果的です。
保育園は子どもの社会性を育てるためにとても大切な場所ですし、色々なアクティビティを通して、この国の文化や言葉を親子ともに知れる、絶好の機会です。
みなさんの保活が、うまくいきますように!
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